LGBTとは
L= レズビアン、G=ゲイ、B=バイセクシュアル、T=トランスジェンダーの頭文字をとった性的マイノリティの総称のひとつです。
他にも恋愛や性愛の対象を持たないAセクシュアル、自身の性自認や性的指向が定まっていないクエスチョニングの方など多様な性のあり方があります。
LGBT以外のセクシュアリティのかたち
- Xジェンダー
- 性自認が男性・女性
どちらかと認識していない人
- クエスチョニング
- 性自認もしくは性的指向が
まだはっきりとしていない人
- パンセクシュアル
- 全てのセクシュアリティが
恋愛や性愛の対象になる人
- Aセクシュアル
- 恋愛や性愛の
感情を抱かない人
他にも様々なセクシュアリティのかたちがあります。
LGBT等性的マイノリティの数について
- 性的少数者の当事者であると
回答した人の割合電通ダイバーシティ・ラボ LGBT調査2018
- 多様な性と生活についての
アンケート調査三重県男女共同参画センター
- LGBTに関する職場の
意識調査日本労働組合総連合会
日本では、LGBT等性的マイノリティに関する様々な調査が、企業・団体・行政などによっておこなわれており、調査によって多少の違いはありますが、LGBT等性的マイノリティは、全人口の5%から8%の割合で存在していると言われています。
性的指向と性自認(SOGI=Sexual Orientation & Gender Identity)
LGBTという言葉で性的マイノリティの認知が広がりましたが、LGBT以外にも様々なセクシュアリティがあり、すべてのセクシュアリティを包括することが出来ないため、最近では性的指向と性自認(Sexual Orientation & Gender Identity)を略して、SOGIという言葉が使われています。
性的指向は「どんな性を好きになるか」、性自認は「自分自身のセクシュアリティ(性のあり方)をどのように認識しているか」という意味になります。
LGBTは、レズビアン、ゲイ、バイセクシュアル、トランスジェンダー、それぞれの人を表す言葉ですが、SOGIが示している「性的指向」と「性自認」は、LGBT当事者だけでなく、すべての人が持ち合わせています。
セクハラ指針について
2016年に、厚生労働省により改定された、セクハラ防止指針では、LGBTなどの性的マイノリティも、セクハラの被害者に含まれることが明記されています。周りにいる人のセクシュアリティは、服装、しぐさ、言葉遣いなどの外見からでは判断できません。何気ない会話や言動に、不安や不快感を持つ人、傷つく人がいるので気をつけましょう。
男女雇用機会均等法のセクハラ指針
男女雇用機会均等法のセクハラ指針改正
(平成29年1月以降)
性的指向、性自認を含めた対応を義務づけています。
事業主が職場における性的な言動に起因する問題に関して雇用管理上講ずべき措置についての指針
- 改正後
-
職場におけるセクシュアルハラスメントの内容
職場におけるセクシュアルハラスメントには、同性に対するものも含まれるものである。また、被害を受けた者(以下「被害者」という。)の性的指向又は性自認にかかわらず、当該者に対する職場におけるセクシュアルハラスメントも、本指針の対象となるものである。
セクハラに該当する可能性があるような言動
パワハラ防止法について
2019年にパワハラ防止法が成立し、大手企業では2020年6月から、中小企業では2022年4月に施行予定となっています。
このパワハラ防止法には性的指向と性自認(SOGI=Sexual Orientation & Gender Identity)が含まれることが明記されているため職場としての取り組みが必要になってきます。
プロジェクトについて
経営者、ダイバーシティ、人事労務、法務、CSR、
広報などの企業担当者、企業内の教育担当者にオススメ